ロシアに関わるニュースに触れる中で、「ロシア独立系メディア」という表現を見かけることが増えました。そもそも、ロシアの独立系メディアとはどういうもので、メディアをとりまく状況は今どうなっているのでしょう。長年ロシアメディアの動向を追ってきた喜田尚・前モスクワ支局長に聞きました。
――ロシアのメディアの現状は。
大きく分類すると、国営メディアと独立系メディアがあります。
国営メディアは国や国の機関に所有されていて、有名なもので言えば「チャンネル1」などといった国営テレビ。テレビ以外では「タス通信」や「ノーボスチ通信」といった通信社が有名です。
ノーボスチ通信は今、巨大な国営メディア会社「セボードニャ」の一部となっています。この傘下には「RT」や「スプートニク」といったメディアがあります。RTやスプートニクは多言語でも展開され、国外にもプーチン政権の主張に沿ったニュースを伝えています。つまりプロパガンダですね。
形式的にはこれ以外が独立系メディアということになるのですが、「独立」とうたっているもののグレーな部分もあります。
「独立」とうたっていても… 政権の意向、無視できぬメディアも
――グレーなメディアとは?
大手新聞や大手のネットメデ…
からの記事と詳細 ( ロシア独立系メディアって? 前モスクワ支局長が語るメディア分布 ... - 朝日新聞デジタル )
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