没後七十年 梥本一洋 優美なる日本画の世界 |
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会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉) 2階総合展示室「京の至宝と文化」ゾーン |
会期:2022年6月4日(土)~7月31日(日) |
休館日:月曜休館、ただし祝日の場合は開館し、その翌日が休館。 |
開室時間:10:00~19:30(入場は19:00まで) |
アクセス:京都府中京区三条高倉、地下鉄烏丸御池駅5番出口から三条通りを東へ徒歩3分、阪急烏丸駅16番出口から高倉通りを北へ徒歩7分、京阪三条駅6番出口から三条通りを西へ徒歩15分 |
同館のホームページ(https://www.bunpaku.or.jp/) |
近代京都で活躍した日本画家、梥本一洋(まつもと・いちよう)(1893~1952)の没後70年に際し、その画業を振り返ります。同館では2001年秋に回顧展を開催しており、梥本一洋展としては21年ぶりになります。
京都の染織図案を営む家に生まれた一洋は、京都市立美術工芸学校・京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業後、山元春挙に師事し、その画塾である早苗会で研鑽を積みました。文展、帝展を中心に活躍し、大和絵に学んだ優雅な人物像で知られるようになりました。
文展の初入選作。文展では左隻だけが入選しています。
作品はもともと三幅対で、失われた中幅には山が描かれていました。それは、奈良・室生寺のある山だったと考えられています。
有名な「伊吹山絵詞」と能の「大江山」の前半から制作をヒントを得ました。昼間は美男で、夜は鬼になるという酒典童子の姿を書きました。
妻のそのをモデルに、同時代の美人を描いた作品。この時期は風俗画も描いています。また風景画も描くようになりました。1933年、師の春挙が没すると同門の川村曼舟に師事。早苗会の中心的な画家となりました。曼舟没後は早苗会を解散、新団体・耕人社を結成し、その中心となりました。
展覧会では約30点の作品、資料などを紹介します。優雅な雰囲気を漂わせる、個性的な筆致に惹かれます。師匠である山元春挙展が滋賀県立美術館で開催中(6月19日まで)なので、併せて鑑賞するのもおすすめです。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)
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