コロナワクチンの接種が始まってから、眼科ではワクチン接種に関する質問が増えています。「目の病気があるのですが、接種できますか?」「目の手術を控えているのですが、接種するタイミングは?」…多くの患者が気になる事柄について、アイケアクリニック院長・眼科医の佐藤香氏が解説します。
眼科で「コロナワクチンに関する質問」が増加
こんにちは。アイケアクリニック医院長、眼科医の佐藤香です。最近、患者さんから「コロナワクチンを接種しました」とか、「接種日が決まったんです」とよく聞くようになりました。
もちろん住んでいるエリアによって差はありますが、徐々に接種が進んでいるんだなと日々実感しています。それに伴い、診療や手術について、ワクチン接種と絡めた質問も増えてきました。そこで本稿では、よく聞かれる2つの質問についてお話したいと思います。

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「緑内障です。ワクチン接種はOKですか?」
1つ目は「緑内障があるのですが、ワクチンを接種しても良いですか?」という質問。これは本当に多いですね。毎日たくさんの患者さんから尋ねられます。
正直なところ、良いか悪いかというのは現状ではわかっていません。新型コロナウイルスによる感染症も、コロナワクチンも、世界的に初めての経験です。そのため未だにわかっていないことも多いのですが、私たちは厚生労働省から出される情報に基づいて、患者さんにお答えしています。
厚生労働省からは、どういった人がワクチン接種を受けられないのかという情報がしっかりと出ています。たとえば、次のようなケースです。
●明らかに発熱している方
●重い急性疾患に罹っている方
●ワクチンの成分に対して、アナフィラキシーなどの重度の過敏症を起こしたことがある方
こういった方々に対しては接種をしてはいけない、「禁忌」という状態です。
また、禁忌とまではいかなくとも、かかりつけ医の確認が必要な方もいらっしゃいます。たとえは、次のようなケースです。
●免疫不全の診断を受けた方、近親者で先天性免疫不全の方がいる方
●心臓、腎臓、肝臓、血液疾患、発達障害などの基礎疾患がある方
●過去の予防接種で、接種後2日以内に発熱や発疹などのアレルギー症状が出た方
●けいれんを起こしたことがある方
上記の方々は、接種前にかかりつけ医との相談が必要です。
基礎疾患がある場合でも接種は可能です。高血圧や糖尿病、喘息、肥満、心筋梗塞、心不全や、腎臓の病気といった基礎疾患があると、新型コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが高くなります。重症化リスクが高い場合には、ワクチン接種で感染を予防したほうがメリットが大きいでしょう。そういった考えから、優先接種の枠にも含まれているのですね。
眼科で多くの患者さんが気にされている緑内障に関しては、ワクチン接種で注意が必要な疾患には含まれていません。よって接種しても問題ないと思われます。
そうはいっても、やはり不安や心配のある方もいらっしゃるでしょう。その場合には、接種後に眼科を受診していただき、眼圧がいつもより高くなっていないかなどを検査するのが良いかと思います。きちんと検査することで安心に繋がりますし、もし眼圧に変化があった場合にはすぐに対処することができます。
「目の手術はいつ受ければいいですか?」
2つ目によく聞かれるのは、「先生、ワクチンの接種日が決まりました! でも白内障手術はいつやればいいですか?」といった質問です。
ワクチン接種と目の手術を受けるタイミングに関しても、1つ目の質問と同様に、国や学会から明確な決まりごとや指示が出ていません。当院を含めて、目の手術を行っている各施設は、どうするべきか頭をひねりながら、施設ごとの対応をしているのが現状です。
当院ではどのように対応しているのかというと、ワクチン接種の前後3日間は手術を避けて予約していただく形を取っています。これは、ワクチン接種の副反応としての発熱や頭痛、倦怠感のピークが翌日であることや、内科の先生がいらっしゃる眼科病院からいただいたアドバイスから、手術後の発熱なのかワクチンの副反応なのかをしっかりと判断できるようにするためです。
この方法を取ってから、今のところ特に問題は出ていません。ただし、これはあくまでも当院の方針であり、今後新しい情報が入れば変更する可能性もあります。
今のところですね、この方法でやり始めまして、とくに問題は出ていない現状になりますが、今後新しい情報が入り次第変わっていく可能性もありますし、あくまで当院の方針なので、他の施設では対応が違うかもしれません。心配な方は、ご自身が手術を受ける施設に直接確認してからワクチン接種をすることをオススメします。
当院としては、通院していただいている患者さんはもちろん、これから手術を受ける患者さんなども含めて、皆さんが安心・安全に治療を受けられるように、情報を日々アップデートしながら診療を行っています。
以上、ワクチン接種に関連してよく聞かれる2つの質問をご紹介しました。感染症が蔓延している状況では、このような質問だけではなく、様々な悩みを耳にします。コロナ診療のために眼科の治療や手術を突然中止しなくてはいけない施設が出てきたり、その影響で患者さんが手術を受けられず病気を抱えたままになったり、目薬がなくなったのに受診ができないままだったりというケースが少なくありません。
当院ではそのようなことがないように、どんなときでも安心して治療できる環境を整えています。
【動画/ワクチン接種について眼科でよく聞かれる質問についてお答えします。】
佐藤 香
アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長
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確かに
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