2018年頃から100均業界でも「アルコールマーカー」を発売するところが増えてきました。 元記事で画像を全てみる 有名なコピックの約1/6の価格で手にできます。
アルコールマーカーといえば「コピック」
アルコールマーカーとは、アルコールに染料を溶かしてあるインクを使ったマーカーペンのことです。 イラストを描く人や詳しい人がアルコールマーカーを思い浮かべる際に最も多いのは「コピック」ではないでしょうか。 「コピック」はコピーのトナーを溶かさないマーカーとして、1987年に発売されました。 日本製でペン先の形から発色にまでこだわったコピックは、世界中の漫画家やイラストレーターに使われています。 しかし、コピックのデメリットはその価格です。1本300円以上もするものが多く、気軽に買えるものではありません。 人気が高いのはダイソー、セリアのアルコールマーカーです。 100均業界では、2018年頃から「アルコールマーカー」を2本108円(当時)で発売し、大きな話題となりました。価格は1本当たりコピックの約1/6です。 小中学生を中心に一気に人気アイテムとなりました。では、コピックとどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
セリア/ダイソーのアルコールマーカーとコピックの比較
実際の商品で比較してみました。 ■コピック VS セリア コピックのグレー、セリアのグレーに近いカラーで試しに描いてみます。 見たところ、ペン先の大きな違いはブラシ部分の大きさです。 ペン先が大きくしなやかなのがコピック、それよりも若干小さいのがセリアのアルコールマーカーです。 塗ってみると、ブラシの塗り心地は大きく違うことはなさそうです。しかし、セリアのほうの若干塗りが粗いイメージです。 色は同じく、柔らかく出てくるアルコールマーカーの特徴そのままに発色もほぼ見た目通りです。 ■コピック VS ダイソー 次に比べたのは、コピックとダイソーのマーカーの違いです。 ブラシに大きな違いがありました。コピックはブラシタイプであるのに対して、ダイソーはマーカータイプです。 大きな面積を柔らかく塗るのには不便だと思います。 大きな面積を塗るのには不便ですが、たとえば文字を書いたり、縁取りをするなどの細かい作業にはダイソーのアルコールマーカーのほうが良いかもしれません。 ブラシは固く、塗るよりも描くのに近い感覚です。コピックがゆるくやわらかで、肌など広い面を塗るのに適している一方で、ダイソーのマーカーは細かいところを塗るのに適していると言えます。 ■コピック VS セリア「肌色」比較 お子さんが塗り絵をする際に肌色がきれいにのったらとてもうれしいと思います。 100均アルコールマーカーとコピックではどちらのほうが塗りやすく奇麗なのでしょうか。使ったのはコピックの肌色と、セリアの肌色です。 大きな面積を塗ったわけではないので確実なことは言えませんが、セリアのアルコールマーカーもなかなか負けていないと思います。 肌の質感や影も十分に表現できそうですね。お子さんの塗り絵や趣味のお絵描きくらいであれば、見劣りすることもないかもしれません。
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