
注目度の高い番組でMCを担当
2021年が明けて早々、若林は注目度の高い番組でMCを務めた。元日には『笑うラストフレーズ!~オードリー×若手芸人~』(テレビ東京系)、翌2日には『審査員長・松本人志』(TBS系)、『あなたのストレス、コントに変えます!喜怒哀ラフ』(MBS/TBS系)と立て続けに放送されている。 『笑うラストフレーズ!~』は誰もが知る有名なフレーズを若手芸人がコントとともに現代に沿ったフレーズに言い換えるバラエティー、『審査員長・松本人志』は今まで扱われたことがないジャンルのコンテストを勝手に開催し審査する内容と、どれも毛色の違う番組であり、共演者も先輩や後輩、同年代からレジェンド芸人まで幅広い。この点からも、いかに若林がMCとしてポテンシャルが高いかがわかる。吉本興業以外の芸人では、バナナマン・設楽統、有吉弘行に続く唯一の存在と言えるだろう。 先述した『笑うラストフレーズ!~』では、さらに若林のMC力を鍛えるべく、共演者が“司会進行を妨げるタレント”に扮した架空のトーク番組を実演するコーナーもあった。シミュレーションではあるが、共演者のクセの強い言動に翻弄され、たまりかねてブチギレる若林がなんとも人間くさく面白かった。 アラフォー世代という年齢的な部分もあるだろうが、ここにきてよりいっそう若林の期待値が上がっている。その理由について、これまでの足跡をたどりながら考えてみたい。
期待されるような働きができていない
「M-1グランプリ2008」で準優勝を果たして以降、オードリーはバラエティーで引っ張りだことなった。当初は、節約エピソードや「鬼瓦!」などのギャグを持つ春日俊彰に注目が集まったが、徐々に若林にもスポットが当たっていく。 私が覚えているのは、バラエティーに出演し始めて間もない頃、生放送中の番組で突然コーナーの仕切りを任されていたことだ。それも1回ではなく、何回か見た記憶がある。若林は戸惑いながら進行を引き受けるもうまくいかず、途中で番組アナウンサーにバトンタッチしたこともあった。 テレビ慣れしていない若林と、新たなスターの誕生に期待を寄せる番組スタッフ。そんな緊張感が漂っていた。ネット番組『そらを見なきゃ困るよ!』でMCを務めていたからだろうか。なぜか若林は、早い段階から仕切りのポジションを望まれていたのだ。この乖離に若林は悩んでいた。 著書『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(KADOKAWA/メディアファクトリー)の中で、若林は当時の心境をこう書いている。 「大掛かりなセットでゲームができたり、ローションとか爆破とかテレビでないと経験できない仕事ができる。こんな幸せなことはない。嬉しい。でも、実力以上の仕事が舞い込んできて期待されるような働きができていないと感じる。焦る。そんな気持ちを行ったり来たりするような日々だった」
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