【欧州・海外サッカーニュース】フランクフルトの長谷部誠がドイツメディアのインタビューに応じ、来夏以降の現役続行を示唆した。
フランクフルトに所属する元日本代表MFの長谷部誠は可能な限り現役生活を続ける考えのようだ。ドイツ『シュポルトバザー』のインタビューに応じた際、語っている。
アディ・ヒュッター監督が先日、来夏に現役引退する可能性を示唆したことで、今季限りでの引退が取り沙汰されていた長谷部。本人は『ビルト』の取材では来夏以降のプランについては「まだ決めていません」と強調しつつ、「日本のクラブからいくつかの話があります」とも明かすと、「春先に(フランクフルトとの契約を)もう一度延長するかもしれませんし、辞めるかもしれません。どうなるのでしょうかね」と続けていた。
一方で、『シュポルトバザー』のインタビューでは現代のサッカー界や自身の年齢でもプレーを可能とする理由などについて言及。ボルシア・ドルトムントの16歳のFWユスファ・ムココが騒がれていることをブンデスリーガ最年長選手としてどう思うかと問われた36歳のベテランは、「確かに若手たちは僕の子供でもおかしくない年齢ですからね(笑)」と返すと、「リーグの最年長の選手として未だプレーできていることをとても誇らしく思います。でも17~18歳の選手と一緒に練習や対戦したりするのは確かに不思議な感覚ですね」と認めている。
長谷部は続けて現代のサッカー界を自身の駆け出しの頃と比較。「サッカーの世界は大きく変わりましたね。ドルトムントのムココやジョバンニ・レイナらに限らず、国内外に非常に優れた若手がたくさんいます。完全に別の世代ですね。昔に比べて、すべてが遥かに早く進んでいます」と印象を語る一方で、次のように実際にブレイクするにあたって必要な要素を挙げた。
「難しい状況ではあると思います。彼らは大金を稼ぎ、周囲に持ち上げられていますからね。それ自体は悪いことではありませんけど、彼らは謙虚さを忘れてはいけません。数多くの若い選手とプレーしてきましたが、皆が皆人格の面で準備ができているとは言えません。彼らはまだ大人になり切れず、一部は少しばかり傲慢と感じましたね。これだとこれから通用しないかなと思います。何かを達成したいのなら、サッカーのみにフォーカスを当てるべきです」
聞き手は未だに現役のキング・カズこと三浦知良(53)やスキージャンプ選手の葛西紀明(48)らを挙げ、日本人が高年齢でも活躍する要因についても質問。長谷部は「食生活かもしれませんね。日本の料理は非常に健康的です。葛西さんやカズさんは高年齢ながら素晴らしい活躍を見せています。別世界からやって来たのではないでしょうか?(笑)」と冗談を交えながら返答すると、「日本人はとても自制心が強く、プロアスリートも同様です。僕たちは完全に競技に集中し、正しいメンタリティを持ってやれているかと思います」とも指摘している。
長谷部はまた、自身の現役選手としての今後については「53歳までは無理でしょう」とコメントするも、「ただ、できるだけ長くプロ選手でいられるように頑張りたいと思います」と強調。「秘訣は特にないです。毎日少なくとも8時間と睡眠をしっかりとり、毎晩お風呂でリラックスし、健康的な食生活を送るといったところでしょうか。変わったことはしていませんよ。シンプルにハードワークに取り組んでいる感じです」とも説明した。
なお1月に37歳の同選手は「ヒュッター監督が時折、温存するが?」との質問には「大事なのは、僕と話して起用しない理由を説明してくれることです。ブンデスリーガでの34試合は問題なくこなせます。ヨーロッパリーグに出場したここ2シーズンはそれぞれ50試合近くに出ていました。それもできましたのでね」と返答している。今回のインタビューでは“引退報道”には触れなかったものの、スパイクを脱ぐのはまだしばらく先の様子をうかわせていた。
からの記事と詳細 ( 長谷部誠、改めて自身のキャリアに言及…三浦知良を引き合いに「53歳までは無理だけど…」 - Goal.com )
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確かに
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