お金に関する問題を乗り切ろうとし、せっかく頑張ったのになんだかうまくいかないことは、少なくありません。
良かれと思ってやっている節約が、あまり意味がない場合や、お金を貯めているはずなのに、思うように貯金額が増えないことも。
そこには、必ず原因があるのですが、見えにくく、気が付きにくいもの。今回は、そんなお金にまつわる失敗につながる例とその対策法をご紹介します。
王道の積立貯金もやりすぎると…
将来を心配するあまりに、なんでも積み立て、今の生活に支障を及ぼすほどにお金を貯めることに邁進してしまう人が時折います。
老後が心配だから「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を、会社の年金・住宅財形で積立貯金を。なおかつ「つみたてNISA」も始める…。
これは、お金を貯めるには、単に銀行に置いておくだけではなく、非課税だ、節税だ、というちょっとお得な制度をフル活用して貯めるべきだと考えている人に多い失敗です。
確かにお金は貯まります。
けれど将来にばかり備えて、今必要なもの、自己投資に使いたいお金が出せないようであれば本末転倒です。
iDeCoは、今のところ60歳まで引き出せませんし、年金や住宅の財形は目的外の引き出しは非課税とはなりません。
つみたてNISAは柔軟に引き出せますが、急にお金が必要になった時が売り時であるとは限りません。投資ですから場合によっては損をする可能性もあります。
こういったリスクや、使うお金と貯めるお金のバランスを考えずに「お得だから」と積立制度を利用していると、気が付いた時には積み立てばかりに力を入れ、毎月の生活費が不足するほどになってしまうこともあります。
将来は楽になるかもしれませんが、今が苦しくきちんと暮らせないのなら、あまり意味がありません。
つまり良い制度だから使わなくては損という気持ちだけで利用するのではなく、手元にいくらのお金を残し、いくらを積み立てに回すのかというバランスのとり方が大切です。
こんな積立では、貯まらない
もう一つの積立貯金のタイプがあります。
「車検代」「車税」「固定資産税」「年払い保険料」「ランドセル代」など、少しまとまったお金がかかるものを、毎月少しずつの金額を積み立てて準備をする積立貯金のタイプです。
もちろん、これで上手くお金を貯められる人もいますが、「支払いに必要なお金」しか貯めていない人は要注意です。
目的に合わせて積立をする人は細かく、しっかりと積立をします。
毎月のやりくりも収入の中でしっかり納めていて、ギリギリの黒字。これなら必要部分はしっかり貯めているので、大丈夫だと思うでしょう。
まとまったお金が必要な事柄についてはしっかり支払いができています。
ただ問題のある積み立て方をしている人は、それ以外の貯金が全く増えません。しっかりやっているのに貯まらない。どうしてだと思いますか?
こういうタイプの人は、「必要な金額しか貯めていない」ので、支払う時が来たらなくなってしまいます。つまり支払いに備えた蓄えしかしていないのです。
きちんと「使うために貯める分」「貯めるために貯める分」と区分けをしておかないと、せっかくの努力も水の泡。
気がつきそうなことですが、意外とその区分けが盲点になり、間違いを犯しやすい積立の仕組みなので注意が必要です。
積立は貯めるための良策だが…
積立は、確かに貯めるための良策です。ただ、積み立てることだけに盲目になってしまい、暮らし方とのバランスや、目的をこなすことだけで満足してしまうようになると本末転倒な結果になってしまいます。
もちろん上手に積み立てている方もいらっしゃいます。
ただ少しやり方を間違えて失敗してしまうという人も意外と多いのです。特に真面目な人ほど陥りやすいと感じます。
ですから、もしすでに積立をしている人は、時折客観的にやり方や成果を振り返り、軌道修正を測ってみると良いかもしれません。
何より、使ってよいお金、または使うべきお金は「貯めるお金」ときちんと区分けをしておくことが大切。そうすれば、楽しい生活を維持しつつ、将来に備える積立もしっかりできるようになります。
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